ダイアリィズ イン ミャンマー(1)

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2018年9月15日(土)
東京からANA直行便でヤンゴンへ。
雨のち晴れ。

いざミャンマー。行くぜミャンマー。東京は雨。いつもの青いバックパックにモンベルで新調した紫のビーチサンダル。首から黒いカメラ2台をぶら下げて、傘をさして王子駅へ。乗り慣れない京成線で成田空港に到着。傘は邪魔になるから空港で捨てた。ちょうど飛行経路周辺に到来している台風の影響で中国管制が空域を封鎖。おかげで東南アジア方面へ飛ぶ飛行機の出発は軒並み遅延。ターミナルのローソンで買い物。店長っぽいオジサンが流暢な英語を話している。ここでバイトしようと思ったら英語できないとダメだなと思った。

予定より2時間近く遅れて飛行機に搭乗。大体7時間で夕方のヤンゴンに到着。時差はマイナス2時間半。両替とSIMカードは後回しにして、いったん外に出てみよう。暑い。暑いぞ。ドエライ暑い。人生初の東南アジア。これが東南アジアの空気。しかもめちゃくちゃ蒸し暑い。中に戻ってATMでチャットを引き出す。ミャンマーチャットにコインはなくすべて紙幣。1チャット=0.07円くらい。それからSIMを購入。色々迷ったけどTelenorにした。

空港からダウンタウンまでタクシーで移動。料金交渉に手間取った。オシャベリな運転手はゲラゲラ笑いながら街へと向かう。明日俺のタクシーでバゴー行かない?ディスカウントしとくよ、他の日本人のフレンズたちも行ったよ、ゴールデンロックもオススメだよ、トラックのタクシーで山を登るんだ。分かった分かった、でも明日はヤンゴンをゆっくり散歩するからいらない、いらないいらないいらない。つーか頼むから前を見て運転しろよスマホ見ながら運転するなよ。仲良くなったのでLINEを交換。森の安藤のスタンプがウケた。

ヤンゴンを走る車は日本の中古車ばかり。タクシーはトヨタのプロボックスが圧倒的多数。かつて納期に追われながら関越道を爆走していたであろう営業車は今ミャンマーの大地で第二の人生を送っている。普通車は黒ナンバー、タクシーはピンクナンバー。響き渡るクラクション。鳴らし過ぎで声が枯れてる車も多数。ヤンゴン市内はバイク禁止なんだって。年々増え続ける交通量で慢性的に渋滞。空港を出て1時間で宿に到着。

Booking.comで予約した宿は中国人街の中にあってヤンゴン川のコンテナヤードが目と鼻の先。バックパッカーと出稼ぎ労働者が共に過ごす宿。バルコニーからは目の前の大通りの喧騒が眺められる。荷物を置いて身軽になって、さっそく夜のヤンゴンへ。目の前を通り過ぎる野良犬。パスなしWIFIに集う若者たち。中国人街はボロボロの雑居ビルがみっちりと並んでいて、道端には色んな屋台が軒を連ねている。ウォーターフロントのナイトマーケットでは見たことのないイガイガのフルーツが山積みにされていた。ここで夕飯。ナイトマーケット名物のバーベキュー屋台。店の親父さんがナイフとフォークをわざわざ用意してくれた。

中華街の中にあるスーパーでビールを買って宿に戻る。宿の中はクーラーがガンガンに効いていて寒い。バルコニーに出て、大通りのクラクションを聞きながらビールを啜る。ここでようやくホッとして、あー俺は今ミャンマーにいるんだってことを実感した。