スティホームのその後

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東京都庁の小池さんが「家から出るな」っていうもんだから、割と素直にちゃんと家にいた。何だかんだ平日昼間は仕事で外出してたから息が詰まって死にそうって程ではなかったけども、それでもやっぱり大腕振って外を歩けないのは息苦しかった。

非常事態宣言が解除されて数日。朝の電車や街の通りにはガツンと人気が戻ってきて、ステイホーム発動前の日常が戻ってきたように思う。これから先、一連の動きがどうなるか分からない、もしかしたら再びステイホーム命令が発せられるかもしれない。とりあえず言えるのは、これまでの間も、そしてこれからしばらくの間も、自宅でステイホームしてる時間が唯一マスクをしなくて良い時間だってこと。

うちから100m離れたスーパーまで歩く間にICレコーダーで雨の音を録音してみた。家の中で写真を撮る機会が増えた。会いたい人たちに会えないから、Zoomの画面に向かってひとりでブツブツ喋る時間が増えた。家の周辺を宝探しのように散歩するのを楽しいと感じた。飲酒量がちょっと増えた。コーヒー豆のストックが底をついた。太るかなと思ってたけど全然太らなかった。そんなステイホームの期間が過ぎた。

そしてやってきたステイホームのその後。朝の電車が混み始めた。マスクをしていない人がいない。怪しげな謎のマスクの値段がどんどん下がっていく。飲食店がだんだんと店を開け始めた。まだ営業再開していない店の状況が気になる。つり革とかドアノブを触るのは相変わらず嫌だ。以前あたり前だと思っていた色んなことがあたり前じゃなくなった。ステイホームのその後。そんな今。